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【西武】直近5試合で4勝1敗 屈辱の開幕16連敗を喫したロッテに渡辺監督代行が〝宣戦布告〟

東スポWEB 2024年9月20日 9時13分

西武が開幕から屈辱的な16連敗を喫した天敵・ロッテに〝お礼参り〟を開始している。

8月29日のロッテ戦(ZOZOマリン)に8―0で快勝。不名誉な同一カード開幕連敗記録をようやく「16」で止めた。先発・渡辺勇が6回途中4安打無失点で試合を作ると打線が先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点し、これまでのうっぷんを晴らすように14安打8得点で一矢を報いた。

これで厄が落ちたのだろうか。次戦9月13日(ベルーナ)の対戦では7ー6と逆転勝ちで連勝。15、16日の試合も取り、このロッテとの4連戦を3勝1敗として今季初のカード勝ち越しに成功した。

直近の5試合を4勝1敗。懸案だった打線は、この間計23得点(1試合平均4・6点)を挙げた。最多奪三振王を狙う今井、新人王を確実なものとしたい武内、自身初の2桁勝利に王手をかける隅田とチームが最下位確定の中でも、目標を抱く先発がそろう投手陣は計8失点でしのいでいる。今や力関係が完全に逆転している状況だ。

一方のロッテは、その西武4連戦の負け越しを機にCS進出争いの相手・楽天にも痛恨の連敗。計4連敗で3位の座から4位へと滑り落ちてしまった。

9月はここまで14試合で7勝7敗と今季初めて月間勝ち越しが見えてきた西武。次戦21日からは場所を敵地・ZOZOマリンに移して今季残り4試合のうちの2連戦が行われる。

18日のオリックス戦(ベルーナ)勝利後、渡辺久信監督代行(59)は「ロッテも今、クライマックスに向けて厳しい状況。プレッシャーがかかっていると思うので、何とかウチは空気が読めないというところを見せたい」と遅ればせながらの宣戦布告。今季苦しめられてきた天敵をCS圏外に退場させ、来季に向けたチーム再建につなげようと手ぐすねを引いている。

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