巨人は20日の広島戦(マツダ)で打線が13安打と爆発。8―2で快勝し、引き分けを挟んで4連勝を飾った。これで優勝マジックを「6」とした。
3回、岡本和に2戦連発となる26号2ランが飛び出すなど先発・井上を援護。井上は5回1失点の好投で8勝目をマークした。
阿部監督は「最初ね、4点先制できたのがすごく大きかったですし、それで井上も楽にいけたんじゃないかな」と振り返ると、「上出来だったと思いますし、こういうプレッシャーかかる試合でしっかり試合を作ってくれたんでナイスピッチングだったと思います」といつもは左腕に辛口採点もこの日は合格点を出した。
元気な打線にも言及。3安打3打点の吉川に「ずっと今年はいいところで打ってくれてますし、存在感すごく出してくれてると思います」と最敬礼すると、5戦4発の岡本和には「自分が打てば勝てると思ってやってくれているでしょうし、そういう姿がすごくいつも以上に強く見えてるんでね、頼もしく見えてます」とうなずいた。
2位・阪神が敗れたためマジックが「6」となったが、「とにかく今日もね、(ナインに)泥まみれになってやるぞって言ったんでね。もうあと9試合、一緒です。その日その日勝つために精一杯やる。それだけ」と一戦必勝を強調した。