【カップめん評論家taka :a激推し！トレンド最前線】大人気ブロガーがカップめんの〝推せる新作〟を徹底解説する好評企画。今回は昨年９月に続いて今年も登場した、特上カップヌードルのシリーズ全４アイテムをチェックします！
昨年９月に続いて今年も登場！
【第２弾のプチ贅沢は松茸！！】日清食品「特上 カップヌードル」（２５９円＋税）
特上カップヌードルとは、昨年９月１１日に同ブランドの発売５２周年を記念して登場したシリーズで、その第２弾が本商品。今年も四天王が足並み揃えて金ピカに輝いているのですが、オリジナルの洋風しょうゆ味は前回の「特上トリュフ風味」から一変。今年は「松茸香る」と和の趣を全面に押し出す方向に切り替え、具材に松茸風味のエリンギ「ほぼ松茸」を採用するなど、かなり具沢山な内容に。
「ほぼ松茸」の正体はエリンギなので、逆立してもエリンギなんですけど、なかなか雰囲気のあるトッピング。さらに「特製松茸風味オイル」を別添し、これでもかと松茸のエッセンスを加えながら、スープに魚粉・こんぶ粉末・しいたけ調味料を配合することで、ベースから和風にチューニングしているところもニクいポイント。たしかに「カップヌードル」の面影も感じますが、まるで料亭チックな世界観で、たいへん美味しゅうございました。
【繊細？ 中途半端？】日清食品「特上 カップヌードル カレー」（２５９円＋税）
続きまして「特上カレー」は、昨年の「特上スパイス」から「トリュフ香る特上濃厚バター」にシフトチェンジ。カレーにバターは想像に難くないけれど、トリュフ…え、おまえカレー相手にやれんの？という実食前の不安が的中。土台は通常品よりもマイルドで、別添の「特製トリュフ＆バターオイル」を加えると、かなり分かりやすくバターの風味が主張してくるのですが、トリュフを探すこと三千里。バターのコクとカレーのスパイスに飲み込まれ、わずかに個性を感じる程度。正直これは期待外れだったなと落胆を確信した後半、トリュフがヒョコッ。残り２、３口のところでバターと同等の主張を見せてくれたので、最終的には印象に残りました。つまり、裏を返すと普段からスープを残すように心掛けている方には不親切な設計というか、その場合は深呼吸を挟みつつ、早めにトリュフを探し当てるのが勝利の鍵。
ちなみに「なんかうれしい大玉・牛謎肉」も入っていたのですが、いつもの謎肉（豚肉ベース）よりもパサパサするので、これも好みが分かれるかも。いや、どっちかというとオススメなんですけどねｗ このフレームワークを繊細と取るか、それとも中途半端と取るか。
【特上カプヌ第２弾の最強候補】日清食品「特上 カップヌードル シーフードヌードル」（２５９円＋税）
コンセプトの変更については、同時発売品の「特上シーフードヌードル」も例外ではなく、昨年の「特上だし濃いめ」から「ウニとバターの味わい特上贅沢」にブラッシュアップ…というか、もう完全に別物。土台は慣れ親しみのある「シーフードヌードル」なのですが、特上版ではポッテリとした味わいの白湯（ぱいたん）に仕上げ、さらに別添の「特製ウニ香るバターオイル」を加えた途端、ポタージュよろしく濃厚リッチなスープに激変。
また具材の「ほぼウニ」も面白く、全体のウニ感をブーストしてくれる効果的な加速装置に。実は「ほぼ松茸」と「ほぼウニ」どちらも「カップヌードル リッチ」シリーズに使われていたので、これが初デビューではないんですけど、ウニっぽいヤツはウニの配合率が高くなり、サイズは随分と小さくなってました。ウニの風味が人を選ぶ要因になるけれど、今年の特上カプヌ、このシーフードが最強候補です。
【やはり四天王の中で最弱か…】日清食品「特上 カップヌードル チリトマトヌードル」（２５９円＋税）
さて、トリを飾るのはコチラ「特上チリトマトヌードル」なんですけど、オリジナルの「チリトマトヌードル」は公式に“奴は四天王で最弱”と揶揄された歴史を持つフレーバー。しかし、こいつは特上。通常品には使われていない「ローズマリー謎肉」（これがハーブ系のソーセージっぽくてウマい！）を搭載し、スープには完熟トマトの旨みを効かせ「特製ホットチリ風味オイル」を別添するなど、こちらも明らかな変貌を…っていうか、これ昨年の「唐辛子謎肉」を変えただけじゃね？ っていう手抜き感が否めない仕上がりに落胆。
比較するとスープの酸味が控えめになり、雰囲気は変わっていたけれど、ちょっとサボり過ぎなんじゃないか…？というのが引っ掛かったので、運営中のブログでも厳しめに評価したのですが、昨年の「特上チリトマト」が好きだった方は安心して楽しめると思います（オリジナルよりも辛味が強いので、辛い食べ物が苦手な方は注意してください）。
【来年９月に特上シリーズ第３弾登場か】というわけで、この感じだと来年９月に特上シリーズ第３弾が登場しそうな流れになっていますが、今度は四天王以外のフレーバー（欧風チーズカレー、味噌、辛麺、ねぎ塩、担担、トムヤムクン、シンガポール風ラクサ）にもスポットが当たるかも？というのは完全に個人的な予想というか願望なんですけど、なんせ今後の展開にも注目です。
※表示価格は発売時のメーカー希望小売価格です。スーパーなどでの販売価格は希望小売価格よりも安くなるケースが一般的ですが、コンビニでの販売価格はメーカー希望小売価格＋８％を目安にしてください。