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【広島】栗林良吏「身震いのする声援だった」 巨人戦の〝悪夢〟乗り越え…自己最多38セーブ

東スポWEB 2024年9月21日 19時33分

〝悪夢〟を振り払った。広島は21日の巨人戦(マツダ)に5―4で首位・巨人に逆転勝ち。9回のマウンドは守護神・栗林良吏投手(28)が締めた。

味方打線が8回に4点を奪い、5―4と試合をひっくり返し、直後に訪れた大事な出番は今月11日の巨人戦以来。同じくセーブシチュエーションだった前回は、一死も奪えず、打者6人、4死四球2安打の乱調で6失点を喫し一転、敗戦投手の屈辱を味わった。しかも先頭打者の代打・中山も前回と全く同じ展開だった。

その中山に対し、いきなり3ボールと不安がよぎる入りとなったが「ブルペンでやってきたこと、練習でやってきたことをもう1回思い出だして」と気持ちを奮い立たせた。フルカウントまで持ち直すと、6球目の投直で一死を奪う。その勢いで続く丸をフォークで二ゴロ、浅野をカットボールで空振り三振に奪う3人斬りを披露。4年目で自己最多となる今季38セーブ目をあげた。

前回のセーブ失敗のモヤモヤを払拭する形で、キャリアハイとなる節目のセーブをあげ「セーブ数もうれしいことですし、今日のマツダの声援というのは、自分がプロに入って一番の声援だったなと思います。その結果、三者凡退に抑えられたので、この声援というのは忘れずにやりたいと思いますし、本当に力をもらったというか、身震いのする声援だった」と栗林。〝リベンジ〟を後押しした3万1533人の本拠地・マツダの鯉党のサポートに、感謝の言葉を繰り返していた。

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