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【オリックス】逆転サヨナラ!泥沼8連敗から脱出 中嶋監督「勝ったことがいいこと」

東スポWEB 2024年9月21日 22時13分

長いトンネルを抜けた。オリックスは8連敗の泥沼状態で迎えた21日の日本ハム戦(京セラ)を2―1と劇的なサヨナラ勝利を収めた。

0―1で迎えた9回にドラマをつくった。一死一、三塁から杉本が守護神・田中の低めのスライダーを執念で中前に運ぶ。実に84イニングぶりの適時打で同点とすると、一死満塁から途中出場の渡部が右前に鋭く弾き返し、歓喜の輪が広がった。

先発・山下舜平大は6回を4安打1失点、自己最多の12奪三振の好投。この日も打線が北山の前に散発4安打と援護することができなかったが、リリーフ陣が粘投でつなぎ、9回に重苦しい流れを断ち切った。

中嶋監督は「勝ったことがいいこと。最後はバットに当ててくれたら何かが起こると思っていた。思い切って行ってこいと。よくやった」と殊勲打の3年目・渡部に目を細め、山下にも「精いっぱい腕を振って投げた。カウントを悪くして球数は増えた反省はあるが、それでもピンチを三振で帰ってくる」とねぎらった。

残り9試合で本拠地はあと3試合。奇跡の逆転CSを目指すはずが、まさかの8連敗で借金13。これ以上ふがいない姿は見せられない。指揮官は「京セラがラストの3連戦になるので、できることを精いっぱいやっていきたい」と誓った。

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