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【秋場所】恩師が史上最速〝大関昇進〟の大の里を絶賛「あの子にとって通過点」

東スポWEB 2024年9月22日 20時8分

恩師も大絶賛だ。大相撲秋場所千秋楽(22日、東京・両国国技館)、自身2度目の優勝を果たした関脇大の里(24=二所ノ関)の大関昇進が事実上決定。25日に正式に「新大関・大の里」が誕生する。

所要9場所での大関昇進は史上最速。千秋楽を国技館で観戦した、大の里の母校・海洋高相撲部の田海哲也総監督(63)は「早すぎる。大銀杏を結えないスピードで大関になって、頭の中が追いつかないぐらい早い。大関とりを何回もチャレンジしてなれない人もいるけど、大の里には『駆け上がれ、モタモタするな。チャンスは自分でつかめ』と言っていた。あの子にとって大関は通過点だと思う」と喜びを語った。

13日目に大関琴桜(佐渡ヶ嶽)を破り、昇進の目安である「三役で3場所合計33勝」に到達。そして翌日、今まで不戦勝を除いて3戦全敗だった大関豊昇龍(立浪)を撃破し、優勝を決めた。田海氏は「琴桜、豊昇龍戦で立派な相撲を取った。(物言いの後に取り直しとなった)琴桜戦でも、淡々と相撲を取った。優勝がかかった豊昇龍戦でも(土俵上で)腹が決まっているように見えたし、迷いなくいって押し出した」と絶賛した。

今後綱とりに成功すれば、師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)以来の日本人横綱誕生となる。田海氏は「まだ次(の番付)があるし未来がある。大関も通過点で、横綱を目指してほしい」と、さらなる飛躍に期待を寄せた。

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