Infoseek 楽天

【阪神】中野拓夢が〝読み勝ち〟の一打「いい反応で打てました」

東スポWEB 2024年9月22日 22時28分

阪神・中野拓夢内野手が22日の巨人戦(甲子園)の3回に決勝の適時右前打をマーク。1―0のロースコアで決着した天王山決戦で値千金の一打を放ち、チームを勝利へと導いた。

〝読み勝ち〟だった。マウンド上で仁王立ちしていたのはGの大エース・菅野。二死一、三塁で迎えた第2打席。フルカウントまで追い込まれたが、甘く入ったスライダーを見逃すことなくインパクト。耳をつんざくような大歓声に乗せられて白球は右前へ弾んだ。「(菅野は)何度もチャンスをつくれるような相手ではない。(前の球が)外への真っすぐだったので『カット系がくるかな』と。スライダーでしたがいい反応で打てました」。相手バッテリーの心理を冷静に見抜いた。

打率2割台前半と、打撃不振に苦しんできた今季だが、シーズン最終盤の9月に入り、勝負強い打撃が際立つ。虎の選手会長は「『逆転で優勝する』という気持ちしかみんな持っていない。目の前の試合を全部勝ちに行くという姿勢が、いい攻撃や守備につながっている」とナインの気持ちを代弁する。

「緊張感というかワンプレー、ワンプレーに重みがある試合が続いている。でもそこを楽しむことができれば、結果はついてくると思う」。TGが最後の最後まで競り合う2024年のペナントレース。ここまできたら、後はもう最後の最後まで勝ち切るしかない。

この記事の関連ニュース