〝ミスター女子プロレス〟ことLLPW―Xの神取忍(59)が、マリーゴールドのシングルリーグ戦「ドリーム・スターGP」に参戦中のNØRIへ優勝&ベルト取りを厳命した。
マリゴのロッシー小川代表から要請され、リーグ戦に派遣したNØRIは快進撃を見せている。ドリームリーグでは3勝2分けの勝ち点8で、天麗皇希と首位に並ぶ。
神取はここまでのNØRIの活躍について「もともと実力もあるし、うちでリング練習する以外に格闘技の練習も行ってるし、練習量の違いは確実にある。結果にもそれが出ていて、今回送り出してよかった」と誇らしげに語った。
NØRIは2017年4月にアイスリボンでプロレスデビューしたが、試合中の負傷で長期欠場。一度プロレスから離れたが、昨年LLPW―Xの一員となり同11月に再デビューを果たした。
練習を1年間見てきた神取は「技はまだまだ改善点がある。でも見せ方や諦めない気持ちが少しずつ変わってきた」と分析しつつ「他団体に出ると普段戦えない相手と戦えるから学びがある。自分もいろんなところでケンカして強くなったからね。NØRIにも同じ経験をしてほしいと思ったんだ」と期待をかけた。
神取自身は多くの団体に参戦し、1998年3月には全日本女子プロレスのWWWA世界シングル王座を戴冠するなど実績を残してきた。だからこそ、NØRIにも厳しく結果を求める。「出る以上は全勝優勝だろと思ってたから、何で2回も決めきれなかったんだよとは思ったけどね(笑い)。だからここからは1点も落とさず、もちろん優勝してきてもらわないと。そしてベルトも取って来い!」と命じた。
「NØRIはあと1、2年で女子プロレス界の顔になる存在になる。期待しているからね」。ミスター女子プロレスの秘蔵っ子が実力を発揮する。