世界一の変顔を決める「ワールド・ガーニング・チャンピオンシップス」が英国のエグルモントで開催され、トミー・マティンソンさんが男性部門で19回目の優勝を果たした。英紙メトロが先日、報じた。
ガーニングとは顔をゆがめること。1267年から行われているイベントで、馬の首輪をつけて、顔をゆがめさせる変顔大会だ。普段の顔と変顔の変化が大きいほど評価が高くなる。基本的には下あごをできるだけ前方か上方に押し上げ、上唇を下唇で覆うという。5人の審査員によって採点される。
父親もチャンピオンだったマティンソンさんは「素晴らしいことだ。また優勝できてとてもうれしい。顔を首輪にはめると、自分のゾーンに入り、観客の声も聞こえず、何も感じないんだ。また戻ってくるよ。30勝したいからね。チャンピオンなら戻ってきてタイトルを守るべきだと思う。生きていて元気である限り、戻ってくる」と話している。
女性部門で8回連続優勝を果たしたクレア・リスターさんは「私はジュニアの時に初めてガーニングを始めましたが、2位や3位でした。10代になると恥ずかしくなります。でも、20代後半でエントリーして初めて優勝してからは、ずっと勝っています」と喜んだ。