オランダ1部フェイエノールトの日本代表FW上田綺世(26)が、逆襲ののろしを上げた。
上田は、22日のホーム・NACブレダ戦でポジション争いのライバル、メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの負傷で前半29分から途中出場。そのわずか5分後、同34分に左クロスに中央で頭で合わせて先制点を決めた。うれしい今季初ゴール。2―0の勝利に大きく貢献した。
ヒメネスはハムストリングを痛め、担架でピッチを後にしており、即座の復帰は難しい。チームにとっては痛手になるが、上田にとっては大きなチャンス。昨季加入から控えFWに甘んじていたが、この日のように結果を積み重ねていけば、スタメン奪取も不可能ではない。この機会に、なかなか上がらないフェイエノールトでの評価を上げたいところだ。
所属クラブで調子を上げていけば、1トップを務める日本代表でのパフォーマンス向上も期待できそうだ。