男子テニスで元世界ランキング4位の錦織圭(34=ユニクロ)が木下グループ・ジャパン・オープン(25日、東京・有明)に向けての抱負を語った。
6年ぶりの出場となる今大会は、シングルス1回戦で元世界ランキング3位のマリン・チリッチ(35=クロアチア)と対戦。準優勝だった2014年全米オープン決勝でも相まみえたベテラン同士の戦いを前に、23日には試合会場でトークイベントに出席し「今回もどれだけ緊張するか怖いけど、試合に向けて準備をしっかりしたい。ここ最近もいいプレーができるようになってきているので、みなさんにいいプレーを見せられるように頑張りたい」と力を込めた。
近年はケガなどもあって世界ランキング200位。長きにわたって日本テニス界をけん引してきたエースは「まずは(世界ランキング)100位以内に戻りたい。またトップの場所に戻ってプレーしたい気持ちはすごくある。今年もうちょっと頑張ってポイントを取って、来年またツアーを回れるようにしたい」と意気込んだ。
また、この日はパリパラリンピック王者の小田凱人(東海理化)も参加。「パラリンピックの時よりも調子はいい。車いすテニス全体を大きくしたい。めちゃくちゃ盛り上げたいし、コートを満員にしたい」と声を弾ませた。