F1引退が確実視されるRBのダニエル・リカルド(35)に〝日本移籍〟の待望論が沸騰している。
RBの親チームであるレッドブル・グループは、リザーブのリアム・ローソンをRBの正ドライバーに抜てきする方針を固め、22日に行われたシンガポール・グランプリ(GP)後に正式発表すると先週末から欧米メディアによる報道が続いている。
同GP決勝では18位に沈む中でチームは花道として最速タイムを出させ、レースごとにファン投票で選出される最優秀選手「ドライバー・オブ・ザ・デー」にも選ばれた。これらは引退の〝餞別〟とみられている。
レースから一夜明けた23日には、リカルドが自身のインスタグラムのプロフィル欄から「F1ドライバー」という肩書を削除したとして注目を集めており、F1引退は発表を待つのみの段階となっている。
F1界屈指の人気者が引退となれば、その後の去就にも注目が集まる。すでにリカルドがNASCARへの関心を口にしているほか、インディカーやWEC、2輪のモトGPなどさまざまなカテゴリーへの転身が選択肢として挙がっている。
さらに日本でも角田裕毅の同僚としておなじみの存在だけに、国内への電撃招へいを期待する声が続出している。
SNS上では国内ファンから「リカルドをスーパーフォーミュラに誘致しよう」「リカルド…インディ行かないで日本に来てくれないかな?」「リカルドありがとう 来年から日本に来て欲しいです」「みんなから愛されるリカルド 最後のファステストラップは素晴らしかった 日本のレースでも見てみたい」「NASCARや2輪にも興味があるなんて言ってたけど、かつてのジェンソン・バトンがそうしたようにダニエル・リカルドにも日本のレースで戦ってみてほしいな」と待望論が沸騰している。
日本ではアジア最高峰のフォーミュラレースシリーズとして「スーパーフォーミュラ(SF)」が開催されている。近年は海外の有力ドライバーも集まっており、8月には昨季F1アルファタウリ(現RB)で角田の同僚だったニック・デフリースの参戦も発表されたばかり。そうした流れからリカルドの参戦も十分にありえるだけに〝日本移籍〟へ期待が高まっているのだ。
リカルドのSF電撃参戦はあるのか。大争奪戦が展開されそうだ。