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【阪神】岡田監督〝痛恨0ー1返し〟に無言 大ブレーキの佐藤輝明は「悔しいっすね…」

東スポWEB 2024年9月24日 5時8分

セ2位・阪神は23日の巨人戦(甲子園)に0―1で零封負け。首位・巨人に再び2ゲーム差に引き離され、優勝マジックも4に減らされた。残り5試合での逆転優勝が〝風前のともしび〟となり、岡田彰布監督(66)は試合後の囲み取材に応じず、球場を後にした。

天王山第2戦の先発を任された高橋は7回に吉川、岡本、代打・坂本の3連打で1点を失うも6回0/3を87球、5安打1失点の好投。しかし打線はG投手陣相手に、再三のチャンスを生かすことができなかった。中でも9月は試合前時点で打率2割9分2厘、4本塁打、13打点とチームをけん引する活躍を見せていた佐藤輝明内野手(25)が、この日は大ブレーキとなった。

初回は二死二塁からG先発・グリフィンの130キロのスライダーに空振り三振。さらには3回二死二塁で131キロのスライダーに、またしてもバットは空を切った。0―0の6回には2番手・ケラーから先頭・大山が二塁打で出塁するも、佐藤輝はわずか2球で中飛に倒れ、先制の好機を3度にわたってフイにした。試合後は「悔しいっすね、また明日頑張ります」と言葉少なにクラブハウスへ引き揚げた。

岡田監督は19日に行われたナゴヤ球場での練習後「皆が打ってるから、誰に期待とかはない。つなぐ意識もできているし」とし「去年優勝して。ここから追い上げる大事なゲームで自分らがどういう戦いをしないとアカンかは、言わんでもわかっている」と力説していた。だが、この日はその思惑通りにいかず、虎ナインもそれぞれの役割を果たせなかった。

前夜は1―0で勝利し、逆転ミラクルVに向けて勢いづいたかと思われた。ところがワンチャンスをモノにされ、一夜明けて「0―1返し」を食らった。勝てば自力優勝が復活し巨人のマジックが消滅する大事な一戦だっただけに、余りにも痛すぎる黒星。このまま奇跡は起こらず「アレンパロード」は閉ざされてしまうのだろうか…。

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