失意のどん底にいる女子プロレス「スターダム」の葉月（２６）に、わずかな変化が訪れた。
６度目のワンダー王座挑戦となった１４日の大阪大会では王者のなつぽいに敗北。ショックのあまり１８日からの東北シリーズでは覇気がなく、選手、ファンからも不安の声が高まっていた。
２３日の新潟大会では、岩谷麻優、コグマ、羽南、向後桃との「ＳＴＡＲＳ」で、「イーネクサスヴィー」の舞華＆白川未奈＆ジーナ＆月山和香＆ＨＡＮＡＫＯと１０人タッグ戦で激突。試合中に敵軍の舞華から何度もゲキを飛ばされ、それまで無気力だった葉月がエルボーで反撃する場面もあった。
しかも試合後、コグマが「葉月、お帰り！」と温かく迎え入れ、岩谷、コグマ、羽南、向後、飯田沙耶のＳＴＡＲＳメンバーが葉月を中心に手をつないで輪をつくる。そのまま「お帰り！」「お帰り！」と連呼しながら回り始めた。さらにメンバー全員で抱きしめると、それまで無表情だった葉月に笑顔が。岩谷は「戻ってきた！」と歓喜だ。
相棒の心境に変化が訪れたことを感じ取ったコグマは「良かった、笑顔も見えて。でもまだ本調子じゃないよね。大丈夫、ＳＴＡＲＳが、私たちが葉月を完全復活させるから。安心して待っててね」と声をかけると、葉月の目にはうっすら涙が見えた。ここから復調に向かうのか、それとも――。葉月の動向に注目が集まる。