元イングランド代表ＦＷイアン・ライト氏（６０）がイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーに所属するノルウェー代表ＦＷエーリングブラウト・ハーランド（２４）のボール投げつけを「ひきょう者」と酷評した。
ハーランドはアーセナル戦（２２日＝日本時間２３日）の後半アディショナルタイムに同僚のＤＦジョン・ストーンズが２―２の同点弾を決めた際、ボールを拾い上げると、相手ＤＦガブリエウ（２６）の後頭部に投げつけた。フェアプレーに反する行為も、審判からはカードも出ず〝おとがめなし〟だったが、ハーランドの行動は大きな波紋を広げている。
そんな中、アーセナルＯＢのライト氏は自身のインスタグラムで動画を公開し「私を怒らせたのはハーランドのひきょうな行動だった」とし「カビ（ガブリエウ）が見ていないとき、背中を向けているときに頭へボールを投げる。本当にひきょう者。ガビなら彼の目を見るだろう。それが何より私を悩ませた。あなた（ハーランド）はもっと偉大な選手だと思っていた」と語った。
この試合後両チームの選手やスタッフが衝突し、小競り合いが発生。激しい口論も繰り広げられた。英紙「ミラー」はライト氏の発言を伝えた上で「この件で両クラブの緊張が高まった」と報道。来年に予定されるアーセナルがホームで激突するマンＣ戦の行方が注目されそうだ。