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【空手】東京五輪代表の植草歩が引退会見 今後は母校の監督に「生徒たちと深く関わっていきたい」

東スポWEB 2024年9月24日 16時48分

空手・女子組手61キロ超級で東京五輪代表の植草歩(32)が24日、都内で引退会見を開いた。

2016年の世界選手権優勝などの実績を持ち、21年東京五輪で初めて正式種目に採用された同競技の普及などに務めてきた。今月5月に自身のSNS上で7月の国際試合での現役引退を表明し、フィリピンで行われた同大会に優勝して有終の美を飾った。

「8歳から始めた空手を32歳まで続けることができて、本当に幸せに思う。空手をやめたいと思う機会もたくさんあったけど、ここまで大きなケガもなく競技を続けられた。(東京)五輪という素晴らしい舞台で戦うことができて、それまでの間(競技の)広告塔として、たくさんのメディアに出演できたのがとてもうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

東京大会では金メダルを期待されたが7位。今年開催されたパリ五輪で、空手は正式種目から外れた。引退を決断した理由について「ずっと五輪というものに心を置いてやってきたので、モチベーションがなくなったから。(東京)五輪が終わって次の(パリ)五輪で空手がなくなって、この後どのように道を進んでいこうかと考えていた。五輪の負けで(現役生活を)終わりにしたくなかったので、半年休んでから競技を続行した。今年1月にパリでの国際大会に出たけど試合前も全然緊張しなかったし、試合で負けても悔しい気持ちにならなかった」と説明した。

現役時代から母校の千葉・日体大柏高の外部コーチを務め、今月から監督に就任。今後については「これからは監督という形で、もっと生徒たちと深く関わっていきたい。選手の人生に寄り添いながら指導していきたい」と展望を語った。

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