巨人の若きエース・戸郷翔征投手(24)が自己最多となる13勝目をマークし、チームを4年ぶりVへとけん引する。
中5日で臨む25日のDeNA戦(横浜)に向け戸郷は24日、ジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。室内練習場とグラウンドを移動しながらランニングにキャッチボールと入念な調整を行った。
優勝へのカウントダウンは始まっている。最短でのXデーは27日となるが戸郷は「まだ優勝が決まってないですし、マジック4ですしね、まだまだ難所はあると思うんで、その『一つの山』っていうのを僕が潰せれば一番ですし、それだけを考えながら行きたい」と力を込めた。
前回登板の19日のDeNA戦(東京ドーム)では8回4安打無失点と好投し、3年連続で自己最多タイとなる12勝目を挙げた。キャリアハイまであと1勝にも右腕は淡々。「もうそこはなるようにしかならないと思うんで、チームが勝てばもうそれでいいですし、0点で渡せることが1番だと思うんで。粘りながらはいけたらなと思います」とうなずいた。
「もう勝ち星ばかりは運なんでね。最後まで投げればつく確率は高いですし、途中で降りちゃうとつく確率は低いと思うんで。なるべくイニングを伸ばせれば1番ですし。でも本当にもうここまで来たら初回から全力で、1人1人のバッターに対峙(たいじ)するっていうのが1番だと思うんで、そこは意識したい」と右腕は言葉を紡いだ。