〝道の駅演歌歌手〟として話題の熊本出身・不知火鈴香（しらぬい・すずか＝５０）が２５日、メジャーデビューシングル「良くない恋泣くよ」発売を記念し、１０月２４日に東京進出となるバーイベントを開催することを発表した。
地元・熊本で、２年前から道の駅で歌い始め、〝道の駅演歌歌手〟として注目を浴びており、メジャー・デビュー記念として道の駅巡りツアーを９月１日（日）から「道の駅 不知火（しらぬい）」（熊本県宇城市）を皮切りに県内１５か所の道の駅ツアーを敢行中だ。
東京でのバーイベント開催は、全国３０店舗をフランチャイズ展開するショットバー・ＭＡＯグループオーナーの六川正男氏がきっかけ。歌手としても活動する六川氏は現在バーを熊本で経営しており、不知火の活躍を知り、「東京出張しないか？」と声をかけたことがきっかけだという。
不知火は幼い頃に祖母の影響で演歌に目覚め、５００円の小遣いをもらうために歌を歌ってきた。１０代の時に歌手になることを夢見て上京、レッスンを受けていたが、妊娠を機に結婚し故郷に。２度の離婚を経て７人の子供を養うために熊本で自身のカラオケバー鈴香を経営するなど波瀾万丈な人生を送ってきた。
デビュー曲「良くない恋泣くよ」は、そんな不知火の紆余曲折の人生をテーマに書き下ろした楽曲でもある。
不知火は「道の駅でゆくゆく全国を回りたいと思っていたところに、まさかバーからの問い合わせが来たことがびっくりです。東京にファンはいないので、不安で一杯です。応援に来ていただけたらうれしいです」と呼びかけた。
バーオーナーの六川氏は「デビューイベントに参画できてうれしいです。私自身このイベントを通して、初心に戻ることができればと思っております」とコメントした。