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【新日本】内藤哲也 オーカーン保持のKOPW〝オカダ・カズチカに返還〟ブチ上げ「米国に送りつけたいなと」

東スポWEB 2024年9月25日 5時38分

新日本プロレスのIWGP世界ヘビー級王者・内藤哲也(42)が、KOPWの〝返還案〟を明かした。初防衛戦(29日、神戸ワールド記念ホール)で迎え撃つ、グレート―O―カーンが保持するタイトルの未来を一方的に憂慮。しかも提案する返還先は、今年1月に退団したKOPW提唱者の〝あの男〟だ。

北海道巡業から帰京した内藤は早々に記者をファミレスに緊急招集。10日間で7大会という日程に疲労の色をのぞかせつつも「久々に開催される土地がほとんどで〝待ってました感〟は感じましたし、各会場盛り上がってましたね。こうして地方を回るのも、プロレスにしかできないことなので、大事にしたいと思いました」と振り返った。

内藤にとって神戸決戦は、8月12日のG1公式戦(長岡)のリベンジマッチとなる。「長岡での勝利がよほどうれしく、自信になったんじゃないですか? たたずまいが堂々としているように見えましたね」とオーカーンを警戒する。

しかしその一方で「長岡の歓声の気持ちよさが、本来の彼の良さを殺しちゃってる気がしないでもないですけどね。もちろん、その場その場に適応するのも大事なんですけど、反応を気にせずに自分を貫くことも大事。今のグレート―O―カーンは簡単に周りに流されてしまって、間違った選択をしてないかなと勝手に心配してしまう俺がいますね」と見解を述べる。

勝手な心配はKOPWにも及ぶ。かねて「地方再生」を掲げKOPW戦線を戦ってきたオーカーンが、志半ばでIWGP世界王座取りに専念することを〝公約違反〟と指摘してきた。これに対しオーカーンは「IWGP王者がKOPW戦を戦えば、地方もより盛り上がるじゃろうが」と反論したが、内藤の追及は止まらない。

「両方持っている選手に対してKOPWだけを狙う挑戦者が出て来ると本気で思ってるの? 自分はKOPWを後回しにしてIWGPに専念してるのに? 屁理屈こねてますが、彼が本当に欲しいのはIWGPで、KOPWはどうでもいいんでしょう」と一方的に断じた。

さらには「かけろとまでは言わないですけど、俺に負けた後にまた心にもない地方再生を再開させるのも、かわいそうかなと。俺がもらってあげてもいいですよ。一度も欲しいと思ったことはないけど、やりたいことなら一個だけあるかな」と不敵な笑み。

「提唱者がいなくなった今、新日本にこのタイトルは必要なのかなという思いが少しだけあるので。俺がもらえるなら、誰かに送り先を聞いて米国に送りつけたいなと」と、KOPWの提唱者で、現在は米AEWで活躍するオカダ・カズチカへの返還までぶち上げた。

言いたいことを言い終えた内藤は「それにしても疲れたし、眠すぎる…ブラックのコーヒー飲まないとダメだわこりゃ」と飲めないはずのブラックコーヒーを求め、ドリンクバー方面へ。少し目を離した隙にその姿はどこにもなく、テーブルの上には伝票だけが残された。

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