２５日のＮＨＫ連続テレビ小説「虎に翼」で、米津玄師が歌う主題歌「さよーならまたいつか！」のタイトルがヒロインの寅子（伊藤沙莉）らによって回収された。
この日の放送では、最高裁長官の桂場（松山ケンイチ）が、尊属殺重罰規定を違憲とする歴史的な判断を下した。父親を殺した被告美位子（石橋菜津美）には、父から性的虐待を受けていた情状酌量要素もあり、執行猶予付き有罪判決を言い渡した。
美位子を陰ながら応援したのが東京家裁で部長を務める寅子だった。寅子宅を訪れた美位子は、都会を離れて新潟で働くことを告げる。別れ際、寅子から「お元気で」と言われた美位子は「トラちゃんさんも。さようなら」と返す。寅子は「また、いつかどこかで」と笑顔で応じ、双方が会釈した。
２人の言葉を足すと、主題歌の「さよーならまたいつか」になる。Ｘ（旧ツイッター）では「タイトル回収えぐっ！！」「みいこと寅子の合わせ技一本主題歌タイトル回収お見事でした」「主題歌タイトル回収キター！」と視聴者が盛り上がった。
ドラマの物語は残すところ２回。ＮＨＫは別時間枠で主題歌・タイトルバックのフルバージョンを流すなどしており、絶妙なタイミングでのタイトル回収〝投下〟となった。