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【Mリーグでのリアル何切る?】リーチする?待ちはどうする?瀬戸熊直樹の決断と読み

東スポWEB 2024年9月25日 14時3分

写真の場面であなたならどうする? 何を切る? 下にある【答え】を読む前にまずは考えてみよう。

6索を持ってきてテンパイ。リーチをするか。どこで待つか。悩みどころだ。

【答え=5筒(リーチ)】麻雀が対人ゲームである以上、自分の都合だけで打ち進めるわけにはいかない。むしろ自身の選択によって相手の出足を遅らせることもできる。瀬戸熊直樹(雷)が中盤に決断したリーチ選択は、想定される打点も低く、変則三面張としても期待される枚数も多くはなかったが、実に効果的な判断だった。

6索を引いてテンパイ。打牌候補は5筒(4・7筒、9萬待ち)、6筒(5筒・9萬のシャンポン待ち)、7筒(カン6筒待ち)のどれかで、打点だけ考えればアガった時点で一盃口が確定する7筒切りが最も高く、ツモアガリならば満貫からだ。ところが瀬戸熊は下家で2つ鳴きを入れている日向藍子(A)が欲しがっている牌を4・7筒と読んでいた。「日向選手がテンパイしてれば4・7筒待ちと思っていました。ここで日向さんに屈してしまうと、少しペースが取れないかと思ったので、放銃してもいいから行きました」。

変則三面張とはいえ7筒を3枚、9萬を2枚自分で使い、さらに河にも9萬が2枚。見た目だけでも実質4・7筒待ちで、残りも最大5枚だ。それでも日向も4・7筒を欲しがっていると思えば、このまま即リーチの方が優位と見た。「亜樹さんが親とはいえ、安手の可能性が高いのもこちらにはリーチしやすい根拠になっています」と、中を鳴いていた二階堂亜樹(風)の状況も見据えての判断だった。

瀬戸熊の読み通り、日向はカン7筒がネックとなったイーシャンテンで、仮に打7筒としていればチーが入ってテンパイ、追いつかれていたところ。自ら4筒をツモって1100・2100のアガリは、点数以上に大きなものになった。

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