スペイン１部レアル・マドリードのフランス代表ＭＦキリアン・エムバペに、〝不適切な〟時間帯にユニホームを要求した選手が即交代となり物議を醸している。
Ｒマドリードは２４日のアラベス戦で前半にエムバペらのゴールで２―０とリード。後半に１点を追加し、終盤に２点を返されたものの３―２で勝利した。
この試合で注目を集めているのが、先発したが前半だけでベンチに下がったアラベスのモロッコ代表ＤＦアブデル・アブカルだ。フランスメディア「ＲＭＣスポーツ」によると、通常は試合終了後に求めるユニホームを、０―２でリードされているハーフタイムにエムバペに歩み寄って要求した。後半にアブカルの姿はなし。ジョン・グリディと交代となった。
同メディアはアブカルの早すぎるおねだりに「この行為はサポーターにはあまり好まれず、アラベスのルイス・ガルシア監督の好みにも合わなかったようで、交代となった」と交代の引き金になったと指摘。「戦術的であれ懲罰的であれ、この再調整はアラベスにとってすぐには影響しなかった」と後半再開後にチームは追加点を奪われたことを加えた。
ガルシア監督はハーフタイムでの交代の理由について問われ「ちょっとした戦術的なことを変えたかった。彼がジャージーを要求したかどうかは分からないが、彼が交代となったのは、私が彼を変えたかっただけだ」と説明している。
いずれにせよ、お宝ユニとはいえ、あと少し待つことはできなかったのだろうか。