バレーボール男子でパリ五輪代表の石川祐希（２８＝ペルージャ）が〝日の丸〟への思いに言及した。
パリ五輪では準々決勝でイタリアに２―０からまさかの逆転負けを喫し、目標だった金メダルに届かなかった。主将としてチームをけん引した石川は、４年後のロサンゼルス五輪出場にも意欲を見せている。２５日にはオンラインで報道陣の取材に応じ「まだ全く（代表の）体制も発表になっていないので、僕から言うことはあまりない」としながらも「五輪でやっぱり悔しい思いをしたので、次の五輪でしっかりと結果が出せるような準備をすることが大事だと思う」と展望を語った。
イタリア１部で１０季目のシーズンを迎えるが、今季からは昨季４冠のペルージャでプレー。「レベルの高い世界最高峰のクラブで自分をどれだけ磨けるかが重要になる。タイトルに絡む試合をすることが間違いなく多くなるので、そういったプレッシャーの中で戦い続けることでメンタル的にも成長できると思っている」と自己分析し「五輪で代表として戦うことは自分のためでももちろんあるが、一番盛り上がる期間だと思う。バレーがもっと身近なスポーツになっていくためには、代表で結果を残すことは大事」と力を込めた。
その上で「個人的な意見だけど、ロサンゼルス五輪の目標はやっぱりメダルになると思っている」ときっぱり。１９７２年ミュンヘン五輪以来の表彰台へ、日本のエースは名門で己の腕を磨く。