石川県の馳浩知事は２５日、災害対策本部で、能登半島の豪雨災害について激甚被害の指定を国に求める意向を示した。
元日の能登半島地震から８か月しか経過しないなかで起きた被災に「悪い相乗効果で被害が甚大だ」と話したという。
馳氏は２３日に被災地を視察。この日に更新したＸでは「『神も仏もおらんのか』と嘆き、うなだれる被災者の方。なぜ、能登ばかりこんな目にあうのか。誰も悪くない、誰も責められない中で、哀しみや虚しさをどこにぶつければいいのか。心が折れそうだ。そんな声を受け止めてきました」とつづった。
続けて「今週お伺いした地震と水害の二重被災地は、本当に厳しい状況です。私の全霊にかけて、被災された皆さんが再び希望を持てるようにサポートします。市長と連携し、県ができることは全てやります。国に対して、出来るだけ早い激甚災害への指定をはじめ、地震と一体的な手厚い支援を要請していきます」と投稿した。
最後に「今、被災地の一日も早い復興のためには、全国の皆さんからのご支援、ボランティアが必要です。どうか能登のために、お力をお貸しください。心からお願い申し上げます」と訴えた。