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【虎に翼】全員集合で最終回前日は大団円ムード 作品メッセージもリレー発信

東スポWEB 2024年9月26日 12時3分

最終回前日となる26日、NHK連続テレビ小説「虎に翼」は桜が舞うなど大団円モードに入った。

25日放送のラストで、不穏な様子で寅子(伊藤沙莉)を見つめた娘の優未(川床明日香)だったが、この日は思いのたけをぶつけた後に抱き合って〝めでたし〟感を醸し出す。亡き夫の優三(仲野太賀)も亡霊のごとく現れ、「トラちゃん、約束守ってくれてありがとうね」と言葉を残して消えた。

優三は寅子に「ありのまま」でいてほしいと願い、これは作品メッセージにもなっている。続く事実婚夫・航一(岡田将生)との会話をはさみ、場面は寅子実家の猪爪家へ。義姉・花江(森田望生)や弟の直明、おいの直人&直治らが全員集合した食事の席で、花江はしみじみと「み~んなが好きなようにして、みんながそれを応援していければ、わが家はずっと安泰だわ」と、優三の「ありのまま」につながる言葉を発した。

寅子は横浜家裁の所長に就任。明律大時代の仲間がなじみの「笹竹」で祝賀会を催し、轟(戸塚純貴)、よね(土居志央梨)、涼子さま(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、玉(羽瀬川なぎ)らが全員集合で喜びを分かち合う。そこに、最高裁長官を退官した寅子因縁の桂場(松山ケンイチ)まで初公開の着物姿でやって来た。

一族と同窓生らの相次ぐ集合に、X(旧ツイッター)では「全員集合のほぼ最終話」「ラスト2話全員集合ですね」「大団円を迎える2日間に入った」などと最終回のような空気を感じ取る反応が寄せられた。

劇中、満開の桜が映され、「笹竹」ののれんに花びらが舞う。同店で団子づくりもしてきた梅子が「このところ、何にも役に立たなくて」と自虐的にこぼすと、店員の大五郎は「そこにいてくれりゃいい!」とリアクションして轟に「いいこと言うな~」と喜ばれた。

大五郎は補導少年。本来、更生に努める若者が受けてもよい「ありのままでいい」を当人自らが発し、優三もしくは作品が訴えるメッセージを際立たせた。

オールスター総登場だったラス前放送。27日の最終話は――。

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