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元碧山の岩友親方が引退会見「もう土俵に上がることがない。寂しい」 思い出の一番は…

東スポWEB 2024年9月26日 13時33分

大相撲の元関脇碧山の岩友親方(38)が26日、東京・両国国技館で引退会見を行った。

ブルガリア出身の岩友親方は元幕内久島海が師匠を務めた田子ノ浦部屋に入門。2009年名古屋場所で初土俵を踏んだ。12年2月に師匠が死去したことにより、春日野部屋へ転籍した。191センチ、181キロの巨体から繰り出す突き押しを武器に三賞5回(敢闘4、技能1)、金星1個を獲得。22年3月に日本国籍を取得し、親方となる条件を満たした。秋場所は東十両13枚目で5勝10敗と負け越し、場所後の24日に引退と年寄「岩友」の襲名を発表した。

この日の会見で、岩友親方は「もう土俵に上がることがないので、寂しい気持ちがいっぱい。娘(2歳の長女)に元気な姿を見せたかったんですけど、今場所が負け越してしまったので引退することになりました」と報告。「38年生きている間で、一番楽しい人生だった。力士になれて本当に良かったです」と15年の力士人生を振り返った。

思い出の一番に12年名古屋場所の大関琴欧洲戦を挙げ「私の最初の夢が、ブルガリアの先輩の大関琴欧洲関と相撲を取ることだった。その時にできて、すごくうれしかった」と振り返った。

今後は春日野部屋付きで後進の指導にあたる。岩友親方は「親方から教えていただいたことを力士にできるだけ教えたい。みんな強くなって、上を目指してほしい」と指導者としての第2の人生へ意欲を見せた。

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