日本ハムは26日の楽天戦(エスコン)に2―1で勝利。リーグ3位以内を確定させ、2018年以来6年ぶりとなるCS進出が決まった。
チームは先発・伊藤が初回一死二塁から辰己に右前適時打を浴びて先制を許したものの、4回にレイエスが左翼へ24号ソロを放ち同点に。さらに6回には清宮の13号ソロで勝ち越すと、この1点のリードを伊藤が最後まで守り抜き自身5連勝でリーグトップの今季14勝目を挙げた。
指揮官就任以来、初のCS進出を決めた新庄剛志監督(52)は試合後「めちゃくちゃ疲れましたね」とここまでの戦いを振り返りながら「今年の一つの目標とする『最低でもCSに行く』という目標をかわいい選手たちがかなえてくれて。もう感謝しても感謝しきれないぐらいの気持ちでいます」と喜びをかみしめながら選手たちの活躍をねぎらった。
22年から指揮を執りながらも昨季までは2年連続で最下位。そんなチームが成長を重ね、3年目にAクラス入りを果たした。
「僕が監督をさせてもらって2年間は僕を信じて野球に取り組んでもらって。いろんな野球を教えながら成長させた。(今季の)3年目は今度は僕が選手を信じて任せるという気持ちでやっていた。その信じた結果がこの成績になった。それだけですね」
その上で目標は早くもCSを勝ち抜いた先の日本シリーズを見据えているという。
「正直、僕の中では優勝できなかったら2位も3位も一緒だな、と。CSに出ることが大事なのでね。ここからまたどうなるか分からないんですけど、もう頭の中ではCSを飛び越えて日本シリーズに出るっていうことしか考えてないので。そのへんは選手たちも全員そういう気持ちで。CSをまずは勝たないといけない、っていう気持ちだと上を目指せないので。みんなにもそういう気持ちを伝えたいな、と思います」
常に前しか向かない指揮官。まずは最低限の目標をクリアしたことで、さらなら高みを目指していく。