格闘技イベント「ＲＩＺＩＮ．４８」（２９日、さいたまスーパーアリーナ）の出場選手インタビューが行われ、元谷友貴（３５）と対戦するリオ五輪レスリング男子グレコローマン５９キロ級銀メダルの太田忍（３０）が圧倒的な自信をみなぎらせた。
太田は２年前の７月に行われた「ＲＩＺＩＮ．３７」で元谷と対戦。しかし打撃とグラウンドテクニックで完封され、３ラウンド判定負けを喫した。今回はそのリベンジ戦となるが、現在３連勝中で王座挑戦も視野に入れるだけに「いつも通りやるだけだと思ってます。フィニッシュをする力をつけてきたつもりなので僕がフィニッシュして勝ちます」と勝利を誓った。
相手の元谷については「質の高いオールラウンダーだなと思っています。経験も豊富で決めは言わずもがな、最近はストライキング能力も高くなっていると思います」と分析。
それでも「練習してきたことをしっかり出して決められればいいかなと思います。前回（対戦時）は使える武器がタックルくらいしかなかったんですけど、今は元谷選手を決められる技は２～３個増えていると思うので」と自信は揺るがない。その上で「〝どっちが強いか〟とか思われている時点で僕の中で心外だし、確実に太田忍の方が強いと思うので。フィニッシュしてＲＩＺＩＮファイターとしてどっちがタイトルにふさわしいか見せられればと思います」と断言した。
同大会ではセミで井上直樹とキム・スーチョルがＲＩＺＩＮバンタム級王者決定戦に臨む。同王座を狙う太田は「次期挑戦者の査定でもあると思っているので」と気を引き締める。同じ階級の「牛久絢太郎ｖｓ佐藤将光」も組まれるだけに「（その勝者が）よっぽど良かったらそっちが（次期挑戦者に）選ばれる可能性が２％くらいあると思うので、そうならないようにしたいと思います」と力を込めた。