巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ（４３）が円熟エースにＶを託した。
２７日の中日戦（東京ドーム）は投手陣が粘り３―１で勝利。２位・阪神が広島にサヨナラ負けしたためマジック「１」となった。
杉内コーチは５回無失点の井上に「良かったね。初回から粘ってくれたし、あれだけ三振とれる実力があるので」とうなずくと、８回途中から回またぎセーブの守護神・大勢に「残り数試合なのでどこでもあると思って準備をしておいてねと話はしている」と力を込めた。
８回に登板し二死から四球と安打で一、三塁とし降板したバルドナードについては、「あれだけ力強い真っすぐを投げる投手はいない。彼はゾーン内に投げきれれば全然抑えられると思う」と次回登板に期待した。
これで２８日の広島戦（マツダ）に勝つか引き分けで４年ぶりＶが決まる。杉内コーチは先発の菅野智之投手（３４）について、「いけるところまでいってもらう。最後はあいつで決めてもらおうか」と１４勝の円熟エースにＶを託した。