女子プロレス「スターダム」のゴッデス王者・渡辺桃（２４）が、全女子プロレス団体へ宣戦布告だ。
２８日の東京・後楽園ホール大会でテクラと保持する同王座のＶ１戦でゴッズアイの朱里＆鹿島沙希と激突。王座戦の前日にはセンダイガールズ（仙女）の新宿大会で琉悪夏と組み、ＤＡＳＨ・チサコ、松本浩代組と対戦した。セコンドも巻き込んだ極悪殺法を駆使し、２か月前にハードコアマッチで敗れたチサコから３カウントを奪った。
因縁の相手に勝利し王座戦に勢いをつけた渡辺は「仙女でめちゃくちゃ強いタッグに勝ったから明日も余裕でしょ。朱里は強いけど、もう１人がクソ雑魚だからね。うちらが負けるはずがないよ」とあざ笑った。
だが、一つ懸念点がある。１０月５日の名古屋大会でなつぽいの持つワンダー王座への挑戦が決まっているパートナーのテクラだ。４月に極悪軍団入りを果たし仲間になったが、王座戦が決まってから様子がおかしいという。「ワンダー決まってからテクラが真面目モードだからさ、ちょっと気になるんだけど…」と語りつつ「でも私たちが王者なのは変わらないから。私はいつも通りのテクラだと思って戦うつもり」と王座防衛を誓った。
最近、仙女や米ＡＥＷマットで大暴れしている渡辺は、１０月１３日はディアナ後楽園大会への参戦が決定するなどヘイトの〝対外要員〟と世界中で引っ張りだこ。他団体マットを引っかき回してきたが「私、今クソ忙しい。まあみんなが私のことを求めてるから仕方ないよね。全女子プロレスラーにケンカ売ってみんなヘイトを敵だと思えばいい。私が全部潰していくから」と不敵な笑みを浮かべた。
くしくもこの日、刀羅ナツコ＆琉悪夏が、仙女のワールドタッグ王者に返り咲いたチーム２００キロ（橋本千紘＆優宇）に挑戦を表明。１０月１４日の札幌大会での王座戦が決定的になった。渡辺は「うちら超強いからさ、ゴッデスの防衛戦を他団体でやるのもいいけど、ヘイトで各団体のタッグベルト取っていくのも面白いよね。全団体のベルトを制覇してうちらが女子プロレスで最強のユニットだってことを示す」と全方位に予告。ブラックピーチが業界を支配する。