女子プロレス「スターダム」のゴッデス王座戦（２８日、東京・後楽園ホール）は極悪軍団「Ｈ．Ａ．Ｔ．Ｅ．（ヘイト）」の王者、渡辺桃＆テクラが、「ゴッズアイ」の朱里＆鹿島沙希を退け初防衛に成功した。
７月２３日後楽園大会の同王座戦で、朱里と王座を保持していた小波が試合中に造反し、極悪軍団に加入。ベルトは現王者に渡った。
試合ではリベンジに燃える挑戦者組を王者組が蹴散らし場外乱闘で大暴れ。渡辺が鹿島を客席に投げ込み、やりたい放題だ。
だが、どれだけ猛攻を仕掛けても立ち上がる鹿島には大苦戦。一瞬の隙を突かれた渡辺が鹿島に起死回生で丸め込まれピンチを迎える場面もあった。それでも王者組が意地を発揮し優勢に持ち込むと、最後は渡辺が鹿島にピーチサンライズを決めて完璧な３カウントを奪った。
試合後、マイクを持った渡辺は「危ねえ。鹿島沙希、お前のことバカにしてたけど、テメーやるじゃねえかよ。お前のこと見直した…とか言うと思ったか！ テメーみたいなクソダコは一生走り回って逃げてる人生でいいんだよ。さっさと帰れ、クソが！」と高笑い。テクラも「朱里さん、鹿島さん、お疲れさまでした！ またやろうね」と手を振り見送った。
渡辺は前夜のセンダイガールズ新宿大会に出場し、ＤＡＳＨ・チサコから３カウントを奪取。１０月１３日にはディアナ後楽園大会への参戦も決まっている。
他団体マットでも大活躍中のブラック・ピーチは「今、世界の女子プロレス界がヘイト、いや、渡辺桃を求めてるんだよな。いいよ。テメーら、私が全女子プロレス界を制覇するところ見てろよ。クソども！」と絶叫し大会を締めた。