お笑いタレント「ピース」の又吉直樹（４４）が２８日、都内で行われた「ＴｉｋＴｏｋ Ｃｒｅａｔｏｒ Ｓｕｍｍｉｔ Ｊａｐａｎ ２０２４」に出席した。
本イベントはティックトックで活躍するクリエイターの成長と交流を目的とした祭典だ。ＭＣに呼び込まれた又吉は、観客席に集まったクリエイター達の歓声に少々困惑気味に登壇。「さっきまでの盛り上がりがすごくて、これ飲食店やったら絶対入っていかない店だなと思いました」と挨拶し笑いを誘った。
創作活動についてクリエイターと対談した又吉は、「共感できるポイントがあるか、発見があるか」を心がけて執筆に臨んでいると力説した。「自分が読むときに、言われてみればそんなこと考えたことあるなくらいの刺激的な共感プラス発見。それがあるとこの作品好きだなと思ってきました。なので、書く時もそうなればいいなと考えて書きます」。
ティックトックでは動画の開始数秒が勝負で、視聴者を離さないためのあらゆる工夫を施すが、小説ではむしろ真逆のアプローチをとることもあるという。「複雑なものを複雑なものとして書く。読者は本屋さんで立ち読みして意味わからない、面白くないと思ったら手に取らないと思うんですけど、それは両者にとって幸運というか。付き合うまで優しかったのに付き合ったら怖くなる彼氏嫌じゃないですか」と例えにっこり。「ど頭でこういう作品ですよと提示して、緊張感を持った導入にしています」とこだわりを語った。