女子プロレス「スターダム」のワールド王者・中野たむが２８日のヤクルト―阪神戦（神宮）の始球式に登場。黒とパープルのコスチュームに身を包みマウンドに立つと、堂々としたワインドアップ投法を披露。コースこそ、バッタボックスに立った近本の背中方向へ逸れていったが、白球はワンバウンドでキャッチャーミットに収まった。
この日の始球式は台風接近の影響で試合中止となった８月１６日のヤクルト―広島戦（神宮）の〝振り替え登板〟。「練習はめっちゃします」と事前に宣言し意気込みを披露していただけに、無事に大役を果たした登板後は安堵の笑顔をのぞかせていた。
多くの野球ファンはピンときたかもしれないが、「中野たむ」は、阪神不動の２番打者「中野拓夢」内野手と、超ニアピンの一文字違い。次回はぜひ、虎の本拠地・甲子園でも始球式を務め、〝Ｗ中野〟によるタッグ結成を実現してほしいところだ。