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【楽天】田中将大「自分の事情なんか関係ない。悔しい」今季初登板初先発で5回4失点KO

東スポWEB 2024年9月28日 19時4分

右ヒジ手術から復活を目指す楽天・田中将大投手(35)が28日のオリックス戦(楽天モバイル)で今季初登板初先発。5回6安打4失点と試合をつくることができず、黒星を喫した。これで2連敗となった4位・楽天は再び貯金が消滅し、3位以下が確定。西武に勝った3位・ロッテとのゲーム差は「2」まで広がり、CS進出争いで一歩後退した。

鷲の大黒柱が期待に応えられなかった。序盤は1安打無失点と上々の立ち上がりも、中盤につかまった。1―0で迎えた4回に先頭から3連打で無死満塁のピンチを招くと、セデーニョに右犠飛を許して同点とされた。なおも一死二、三塁から渡部に一塁前へスクイズを決められ、勝ち越し点を献上。さらに9番・若月には右前適時打を浴び、この回、計3点を奪われた。続投した5回も一死から3番・太田に右越えソロを被弾し、4点目を失った。

昨年10月に右ヒジのクリーニング手術を受けたが、その後、今季は調子が上がらず、二軍調整を余儀なくされた。今年8月に二軍の練習試合で実戦復帰を果たし、この日、ついに出場選手登録。昨年10月2日のソフトバンク戦以来、362日ぶりの一軍マウンドに立ったが、粘り切れなかった。

日米通算200勝にあと3勝としている田中将だが「マウンドに上がったら自分の事情は関係ない。こういう投球になって、試合を落としてしまって悔しい」と肩を落とした。

シーズンは残り8試合。次回登板は白紙状態で「こんな投球をしているし、チームの状況もあるし、1年間投げてきている投手もいる。どうであれ、スキルアップのために(自分を)磨いていく」と険しい表情を浮かべた。

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