男子テニスで元世界ランキング４位の錦織圭（３４＝ユニクロ）が自身のパフォーマンスを〝自画自賛〟だ。
木下グループ・ジャパン・オープン４日目（２８日、東京・有明テニスの森公園）のシングルス２回戦では、同２９位のジョーダン・トンプソン（オーストラリア）に６―２、６―３で快勝。準々決勝進出を決め「自分が一番びっくりしている。出だしからプレーも良かったし、最後の最後まで集中力を切らさず『なんで入るんだろう』というボールも入ってくれたので、めちゃくちゃ良かった」と安堵の表情を浮かべた。
この日は錦織のペースで試合が展開。「最近のジョーダンは強いと思っていたが、多分（自分が）強すぎた」と笑いを誘った上で「今日は若干イメージを超えてきた。『これが入るんだ』みたいなのが結構あった。変な言い方になるけど、これが自分なんだなという感じ。潜在能力はまだあって、それが急に出るタイミングがある。それが今日だったのかなと思う」と手応えを口にした。
過去には２０１２、１４年大会で優勝。前回出場した１８年大会は準優勝を果たした。完全復活に向けて「これが続けばいいが、まだ油断はできない。これが続いてくれれば、トップ１０と戦える兆しも見えてくる」と気を引き締めた。