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【巨人】阿部監督「最高です!」涙で10回宙に舞う…4年ぶり39度目のリーグV

東スポWEB 2024年9月28日 21時43分

阿部巨人がマジック「1」で臨んだ28日の広島戦(マツダ)に8―1で勝利。球団創設90年の年に阿部監督が就任1年目にして通算39度目、4年ぶりリーグ優勝を果たした。

背番号83が現役時代の背番号である10回、宙を舞った。指揮官の目には涙が光った。

マジック「1」で臨んだ試合は円熟エース・菅野が本領を発揮。小林との「スガコバ」バッテリーで赤ヘル打線を翻弄。2回には先頭・坂倉に右中間二塁打を許したが、ギアを上げると3者連続でフライアウトと三塁を踏ませなかった。

背番号18は「やれることは一つしかないので。しっかりチームが勝てるように。泥臭くても、内容が悪くてもいいんで。しっかりチームが勝てるように投げます」と決戦に臨んでいた。

その菅野を打線が援護。コイ先発・森下を攻め、4回二死一、三塁で門脇が先制の右前適時打を放った。阿部監督から遊撃での守備力が評価されていた2年目の若武者が、バットでも結果を出した。背番号5は「チャンスで回ってくると思っていたので、より一層集中して打席に立ちました。先制できてよかったです」と力を込めた。

さらに同点で迎えた6回、先頭・吉川がこの日、3安打目の左前打で出塁すると、主将の4番・岡本和が左中間に勝ち越し適時二塁打。背番号25は「いい形でつなぐ気持ちでした。打ててよかったです」と笑顔を見せた。

二死一、三塁から小林がコイ2番手・森浦の4球目、148キロ直球を右前へと弾き返した。小林の一打にベンチも大盛り上がり。7回にも岡本和の2点適時二塁打が飛び出し、勝負を決めた。

大量援護を背に菅野は8回1失点の好投でリーグトップの15勝目をマーク。9回は高梨が左打者2人を仕留めると最後は守護神・大勢が締めて胴上げ投手となった。巨人が今季141試合目にして大混戦のセ・リーグを制した。

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