巨人・菅野智之投手(34)が28日、広島市内のホテルで行われた優勝記念会見に出席。今季1年間を通してバッテリーを組んだ正妻・小林誠司捕手(35)への感謝の言葉を口にした。
この日の広島戦(マツダ)に先発して8回1失点の好投でチームを勝利に導き、悲願のリーグ優勝を達成。これには「うれしいという簡単な言葉で片付けられないくらいすごい充実してますし、本当にホッとしてます」と率直な心境を明かした。
完全復活に向けて、開幕から一歩一歩、歩み続けた1年間だった。「先週も阪神との直接対決を任せてもらって。今年は少し楽なローテーションからスタートしてもらったんですが、投げていく内に自分自身『欲』というか、良いところを任せてもらいたいなという、投げながら自信も出てきたので。後半戦は任せてもらえたらいいなと思いながら投げていました」と、登板を重ねるごとに思いが募っていったことを告白。
「今日も勝手ながら、こういうめぐりあわせで回ってきたのは良かったなと。緊張やプレッシャーもあったが、そういう気持ちでマウンドに上がりました」とはにかみながら語った。
〝スガコババッテリー〟として支えてくれた小林の存在は大きい。「僕にとっては(小林)誠司の存在がすごく大きくて、僕のことはすべて知り尽くしていると思いますし、もちろんうまくいかないときもありましたが、1年間引っ張ってくれて。誠司にはすごく感謝しています」と相棒への思いを明かした。