女優・伊藤沙莉(30)がヒロインを演じたNHK連続テレビ小説「虎に翼」が27日に最終回を迎えた。
伊藤は女性初の弁護士・判事・裁判所長をモデルにした佐田寅子を熱演。クライマックスは米津玄師の主題歌がロングバージョンで流れ、過去の名シーンがフラッシュバックする中、歌う寅子の笑顔アップで幕切れとなった。
SNS上では「虎に翼」がトレンド入り。最終回の余韻に浸る声が続出した。
その「虎に翼」の打ち上げは9月7日、東京・港区にある飲食店を貸し切り盛大に行われた。
民放ドラマの打ち上げではビンゴ大会などが催され、豪華景品は主要キャストが各自持ち寄っているが、公共放送のNHKでは受信料との兼ね合いもあり、出演者・スタッフは会費制での参加となる。
この日が来るのを誰よりも楽しみにしていたのが、伊藤だ。もともと大のお酒好き。乾杯の音頭を任され、スピーチもほどほどに「カンパーイ!」と絶叫した。
「この手の打ち上げでは主要キャストから順にあいさつしていくものですが、今回はすぐに歓談タイムに突入しました。これは堅苦しいスタイルを嫌う伊藤さんの要望だったそうです。200人以上集まったので、外の喫煙所はとんでもない人口密度になっていました」とは芸能マネジャー。
伊藤は酒豪らしく、ビール、サワー、シャンパンを痛飲。会の途中、寅子(伊藤)の恩師役を務めた小林薫のビデオメッセージが流れると、感極まり涙を流す場面もあったという。
「最後のプロデューサーのあいさつでも泣いていましたね。飲んで泣いて、飲んで泣いての繰り返し(笑い)。そんな伊藤さんの姿を見てみんな笑っていました」(同)
打ち上げは二次会、三次会と続き、最終的に午前5時くらいまで飲んでいたとか。
前出芸能マネジャーは「最後までアットホームでした。これも伊藤さんの人徳ですね。いま最もスケジュールが取れない女優と言われているだけありますよ」とベタボメする。
伊藤にとっても「虎に翼」は生涯忘れられない作品になったに違いない。