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野口みずき氏がまさかのDJデビュー「ランナーが元気になる曲を流していきたい」

東スポWEB 2024年9月29日 6時13分

陸上女子マラソンで2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき氏(46)が〝DJ〟としての第一歩を踏み出した。

かねて音楽に高い関心を持っていた野口氏は「主人と2人でよく小さい箱のDJイベントのような集まりに行ってかっこいいなと思った。いつか私もあんなふうになりたいと思った」。

DJへの憧れを募らせる中で、昨年に人気音楽ユニット「Sonar Pocket」のeyeronが参加した会に同席。音楽話に花を咲かせるうちに「TOKYO ROKUTAI FES 2024」(28~29日、東京・味の素スタジアム)の関係者とつながり、当イベントでのDJデビューが決まったという。

引退後に音楽を聴きながら走るようになった野口氏は「ランダムにかけていて、自分の好きな曲とかがバーンといいタイミングで聞けると『よし!』みたいな感じになったりする。そういう感覚をみなさんにも知ってもらえたら」と推し曲の威力を実感する日々。だからこそ、初陣に向けては「ランナーが元気になるような曲を流していきたいなと思って頑張ってまとめてきた。絞るのが難しかった。私はこういう曲が好きなんだよともっとみなさんに知っていただくチャンスだと思っている」と精一杯の準備を進めてきた。

28日のイベント初日は約1時間にわたってDJとして、会場を走るランナーたちを鼓舞した。イベント前には「バナナや卵を投げつけられたらどうしよう」と話していたが、大役を終えると「はじめは緊張で震えていたが、今は胸が高鳴って興奮で震えている。初めての経験だったが、私が回している時にDJブースの前で踊ってくれていた人たちがたくさんいたので、私も楽しみながらできた」と声を弾ませた。

イベント最終日の29日もDJとして参戦予定で「今からワクワクしている」と満面の笑み。今後もさまざまな形で陸上界の発展に貢献していく構えだ。

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