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【スターダム】IWGP女子王者・岩谷麻優 トニーとのV7戦前にAZMに約束「待ってるよ、いつでも」

東スポWEB 2024年9月29日 6時13分

女子プロレス「スターダム」の〝アイコン〟ことIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、AZM(21)との約束を果たすべく王座防衛を誓った。

10月5日の愛知・ドルフィンズアリーナ大会のV7戦では、米AEWの〝タイムレス〟トニー・ストーム(28)を迎え撃つ。28日の後楽園大会でAZMとコンビを組み、トニー&白川未奈と前哨対決。テクニックで圧倒した王者だったが、トニーのパワーに苦戦し、最後は自軍のAZMがトニーのストームゼロ(変型パイルドライバー)に屈した。

トニーとの王座戦は因縁の一戦になる。2017年9月24日の名古屋大会、当時ワールド王者だった岩谷はトニーとのV3戦で左ヒジを脱臼。レフェリーストップで敗れ王座から陥落した。

復帰後の18年4月、王者トニーに挑戦したが王座奪還はかなわず悔しい思いをした。約6年ぶりに対角に立った岩谷は「前に戦った時のことはあんまり覚えてないけど、トニー、めちゃくちゃ力強いね、パワーがすごい。そして独特な間合いというか、こっちまで飲み込まれそうな雰囲気がある…」と試合を振り返った。

この日初タッグを組んだAZMも、岩谷にとって因縁の相手だ。今夏のリーグ戦「5★STAR GP」で敗れ同王座への挑戦を表明されていたが、トニーとの王座戦が決まり、いったん保留にしていたからだ。

試合後、AZMから「負けてすみません…。私は、このベルト(IWGP女子王座)に挑戦したくていっぱい頑張ってきた。そんな中でアイコンの目の前で、トニーに負けてすごく悔しい。でも、私がアイコンに勝った事実は変わらないので。トニーから(ベルトを)防衛してもらって、次また改めて私が挑戦表明させてください」と熱望された。岩谷も「待ってるよ、いつでも」と笑顔で承諾し、防衛を約束した。

前哨戦で敗れ王座戦へ嫌な空気も漂っていたが、動じない王者は「タイトルマッチで勝てばいい。タイムレス? あの世界観に引き込まれないように気をつけて、自分自身の、アイコンのプロレスをしたいと思います」と力強く宣言。

「その先にAZMとのタイトルマッチもやりたいですね。今年も駆け抜けていきます」とベルトを掲げた。闘志の宿ったアイコンの目は本気だ。

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