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斉藤こず恵 朝ドラ「鳩子の海」の天才子役が11年後〝天才パソコン少女〟に

東スポWEB 2024年9月29日 11時13分

【今週の秘蔵フォト】ドラマや映画で活躍する子役タレントは多いが、1974~75年のNHK朝の連続テレビ小説「鳩子の海」で、わずか7歳ながら主役の「小鳩ちゃん」を演じて「天才子役」と呼ばれたのが斉藤こず恵だ。同ドラマは最高視聴率53・3%を記録し、一気に国民的アイドルとなった。

その斉藤は「鳩子の海」から11年後、高校生となり「V.マドンナ大戦争」(松竹富士)で映画初出演を果たした。公開前の85年3月21日付本紙ではインタビューに応じている。当時17歳ですっかり大人になった表情が印象的だ。

同作品は、高校生の暴力グループから学園を守るために雇われた7人の女の子の用心棒の凄絶な戦いを描いた異色アクション映画。斉藤は“天才パソコン少女”としてデータを駆使して完璧な作戦を練る総司令官役だ。それでも本人は「というとカッコいいけど、役柄は三の線かな」と笑顔を見せた。

女優としては7本目の作品になるが映画は初めてで「映画出演はうれしいし、楽しいけど、ちょっぴり緊張気味。でも昔(「鳩子の海」)から全然変わってないなってみんなに言われるんです」とニコニコ笑った。

当時は高校3年生。学校では人形劇クラブに所属し、老人ホームや子供の施設で福祉活動をしている。斉藤は「今のところ学業優先。大学へは行くつもりです。英文学を勉強したい」と語り女優業、学業、福祉活動に励むバイタリティーは「まさにV.マドンナの戦士」と記者は称賛しているが、本人は17歳の乙女らしく「もう少しやせたいな…」と悩みを打ち明けたという。

結局、高校卒業後は米国に留学してブルース歌手に転身。帰国後は女優や歌手、声優などで活躍するなどバラエティーに富んだ人生を送っている。

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