米国・ＡＥＷの「ＡＥＷ ＣＯＬＬＩＳＩＯＮ」が、２８日（日本時間２９日）に放送され、元新日本プロレスでＡＥＷコンチネンタル王者のオカダ・カズチカ（３６）が、〝スパニッシュ・ゴッド〟サミー・ゲバラ（３１）とのエリミネーターマッチで勝利を収めた。
「ＡＥＷ ＧＬＡＮＤ ＳＬＡＭ」として放送されたこの日のメインで、オカダはゲバラとのエリミネーターマッチに出陣。敗れれば１０月２日（日本時間３日）放送の「ＤＹＮＡＭＩＴＥ」５周年大会での挑戦権がゲバラに生まれる試合形式だ。
ラリアートで場外へ落とされると、スピーディーなトぺ、さらにはコーナー最上段から場外へのムーンサルトアタックを浴びる。劣勢が続いたオカダは突進してきたゲバラをショルダースルーで鉄階段に激突させ、窮地を脱した。リングに戻ると代名詞のドロップキックを発射し、ダイビングエルボードロップキックから中指式レインメーカーポーズで挑発する。
ところがレインメーカーをカウンターのその場飛びスパニッシュフライで切り返されると再びゲバラの猛攻にさらされる。ＧＴＨ（アルゼンチン式背骨折りから顔面へのヒザ蹴り）も浴びてしまったオカダだったが、スワンダイブで追撃を試みたゲバラをキャッチ。そのまま一気にレインメーカーを叩き込み、鮮やかな逆転勝利を収めた。
結果的に盤石の強さを見せつけて、ゲバラへの挑戦権を与えなかったオカダ。次の挑戦者は、果たして誰になるのか――。