ドジャース・大谷翔平投手(30)の残り1戦での逆転首位打者によるミラクル3冠王についてロバーツ監督は「とても可能性は低い」とこぼした。28日(日本時間29日)のロッキーズ戦(クアーズフィールド)を5打数2安打で終え、打率3割1分。この日に出場しなかった首位打者のアラエス(パドレス)が3割1分4厘のままで、互いに残り1試合となっている。
アラエスが試合に出なかった場合でも大谷は4打数4安打しなければ逆転できず、厳しい状況に変わりはない。それでも指揮官は「アラエスは明日は出場すると予想している。彼が無安打でショウヘイが4安打してくれることを期待している。明日もビッグな一日を過ごすことができるか見守ろう」とミラクルに期待を寄せた。
これまで数々の不可能を可能にしてきた男。19日のマーリンズ戦で6打数6安打、3本塁打、2盗塁、10打点という離れ業をやってのけ、同僚のTヘルナンデスも「できればマイアミのように6安打を打って3冠王を争える努力をしてほしいね」とエールを送る。最終戦で〝デンバーの奇跡〟を起こせるか…。