DDTのKO―D無差別級王座を保持する〝バカサバイバー〟青木真也(41)に新たな難敵が現れた。29日の東京・後楽園ホール大会でベテランのHARASHIMA(50)から次期挑戦を表明され、10月20日後楽園大会でのV2戦が電撃決定した。
この日はオープニングマッチでHARASHIMAと組み、秋山準&中村圭吾と対戦。先発でマッチアップした専修大レスリング出身の秋山とレスリングの攻防で会場を沸かせると、これに触発されたのがHARASHIMAだ。中村とノーガードのミドルキック合戦を展開。最後はリバースフランケンから必殺の蒼魔刀を決め、勝利を奪った。
試合後、おもむろにマイクを握ったHARASHIMAは「青木さん、今日のタッグありがとうございます。強いチャンピオンで、強い青木真也を見ていて、ワクワクドキドキしたよ」と切り出すや「本当はいつでもどこでも挑戦権を取って挑戦したかったけど、我慢できなくなっちゃった。そのKO―D無差別級のベルトに挑戦させてください」とストレートに次期挑戦を表明した。
すると王者は「そうですか。俺は息も切れてないですよ」と声をしゃがれさせつつ「ようやく来てくれました。全力でHARASHIMAさんをめくりにいきます。やりましょう」と快諾。2人のタイトル戦が決定した。
「彼は不動のエースだから。やらないわけにはいかないでしょ」。3度シングルで戦ったことがあるHARASHIMAとの団体最高峰王座戦を想定していたことを明かしたバカサバイバーは、早くも決戦に向けて腕をまくった。