ロシアメディア「Ｒ―Ｓｐｏｒｔ」は２９日、関係筋の話として国際スケート連盟（ＩＳＵ）がロシア勢の競技参加の決定を延期したと報じた。
国際スケート連盟の理事会は２７、２８日に開催。同メディアによると「ＩＳＵの大会にロシア選手の参加について議論されたが、参加の可否は決定されなかった。したがってロシア選手の大会参加に関する決定は延期された」と関係者が語ったという。
ＩＳＵはロシアのウクライナ侵攻を受けて２０２２年からロシア勢を国際大会から除外している。
ロシア国内では瞬く間にニュースが拡散され、多くの著名人が反応。ロシア連邦議会のドミトリー・スビシェフ議員は同国メディア「ｓｐｏｒｔｓ．ｒｕ」の取材に対し「ＩＳＵはロシア人を認める勇気がない。スポンサーを失うことを恐れているのだ。メインスポンサーが海外であることは理解している。ウクライナの隣国が攻撃的な態度を取るので、スキャンダルも避けたいのだ」と非難した上で「私は、全ロシア連盟が対話を続けることを強く勧める。不機嫌になったり、腹を立てたりする必要はない。日常的に問題を取り除いていくことが重要だ」と呼びかけた。