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【RIZIN】太田忍 元谷友貴にまさかの逆転負け…バンタム級王座戦線で大後退

東スポWEB 2024年9月29日 19時33分

総合格闘技イベント「RIZIN.48」(29日、さいたまスーパーアリーナ)で、リオ五輪レスリング銀メダルの太田忍(30)が、元谷友貴(35)にまさかの逆転負けを喫した。

元谷とは2022年7月のプロ4戦目で激突して判定負け。トップ戦線で戦ってきた元谷に力の差を見せつけられたが、その後は5勝1敗とステップアップしてきた。煽りVTRでは「銀メダリストなのに炎上系」と紹介され、〝ビッグマウス〟も定着した太田にとっては、絶対に負けられない再戦となった。

第1ラウンド(R)は距離を取って打撃の打ち合い。終盤には、得意のタックルからテークダウンに成功した。だがすぐにコーナーで逃げられ、戦歴豊富な元谷を仕留めきれない。第2Rは大振りフックで圧力をかけ、コーナーに追い込む展開。元谷の右目上から出血させ、顔面を赤く染めると、終盤にはタックルで再びテークダウンを奪った。

最終3Rも大振りパンチで攻め立てる。だが、元谷のカーフキックを浴びて徐々にペースダウン。得意のタックルも決まらず、コーナーに押し込んでも元谷を攻めきれない。さらに強引にテークダウンに持ち込むが、体を入れ替えられた。そのままバックから4の字フックで捕らえられ、バックチョークをディフェンスしきれず、右腕一本のワンハンドチョークをがっちり決められる。一瞬の隙を突かれた太田は、無念のタップアウト。またも元谷の高度なMMA技術に沈んでしまった。

3R4分9秒、リアネーキッドチョーク(裸絞め)で敗れた太田は、リング上でぼうぜん。「ABEMA PPV」中継では「悔しい、太田忍。何と残酷な試合。心のダメージが非常に大きいかもしれない」と実況されていた。

太田の勢いもこれでストップ。バンタム級王座戦線から大きく後退することになった。

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