新日本プロレス２９日の神戸ワールド記念ホール大会で、ＩＷＧＰ・ＧＬＯＢＡＬヘビー級王者のデビッド・フィンレー（３１）がＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩ（４２）の挑戦を退け２度目の防衛に成功した。
今年のＧ１クライマックス本戦出場を逃し、６年前の神戸で大ケガを負った汚名返上に燃える挑戦者の執念に苦しめられた。コーナーへのパワーボムを切り返されたフィンレーは頂狩で丸め込まれて窮地に。これをカウント２で返しても、バタフライロックで長時間にわたって捕獲された。
その後もＫＵＭＡＧＯＲＯＳＨＩ、スワントーンボムとＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩの得意技を連発されたものの、カルマをＰｒｉｍａ Ｎоｃｔａで切り返すと反撃開始。逆さ押さえ込みのＩＮＴＯ ＯＢＬＩＶＩＯＮからコーナーへの投げ捨てパワーボムをさく裂させた。
粘る挑戦者はオーバーキルを防いで緊箍児で丸め込むが、フィンレーも３カウントは許さない。最後は投げ捨てパワーボムからのオーバーキルで振り切った。
試合後のリング上ではＹＯＳＨＩ―ＨＡＳＨＩのタッグパートナーの後藤洋央紀に詰め寄られた。今夏のＧ１公式戦で後藤に敗れ、リベンジマッチを望んでいたフィンレーもベルトを掲げて応じ、Ｖ３戦での激突が決定的となった。