巨人のドラフト１位ルーキー・西舘勇陽投手（２２）が２９日に一軍再昇格を果たし、同日のヤクルト戦（神宮）に６回から３番手で登板。３回１安打無失点、６奪三振と猛アピールに成功した。
成長した姿を見せた。４―３の６回からマウンドに上がった西舘。まずはオスナ、山田、増田珠を３者連続三振に抑える好発進を見せ、続く７回も三者凡退に抑える完ぺきな投球。８回こそ村上に安打を許したが、後続は冷静に封じ込める好救援を見せた。
約１か月ぶりの一軍のマウンドに西舘は「捕手も山瀬だったので、２人でファームでやってきたことをそのまま出せたのかなとは思っています」と手応えを明かすと「制球面でも、ちゃんと内外の投げ分けをできましたし、あとは変化球でもカウント取るところは取れてると思うので、バランスよく投げられました」と自らの成長を自負した。
杉内コーチも「二軍で多分、自分の変化球を磨いてきたんでしょうから。三振も多かったし、空振りも取れていた。いい投球をしてくれたんでね」と称賛。「監督もいい評価をしているんじゃないですか。今後、いろいろ相談しながら決めていこうと思います」とＣＳでの起用に前向きな評価を下した。