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〝窓際〟石破茂氏を支えた古くからの仲間 麻生太郎氏との面会には「がっかりした」ファンも

東スポWEB 2024年9月30日 6時8分

自民党総裁に選ばれた石破茂氏が党人事と閣僚人事に着手している。石破氏にはかつて自身の派閥である水月会があったが、石破氏の煮え切らない性格のせいか瓦解。それでも古くからの仲間が今回の総裁選でも支え続けた。

そんな水月会からは赤沢亮正財務副大臣が経済再生担当相に、平将明衆院議員がデジタル相になるとささやかれている。また、石破陣営の選対本部長だった岩屋毅元防衛相が外相になり、推薦人から村上誠一郎元行政改革担当相が総務相として約20年ぶりに入閣するというサプライズ人事も固まった。

党内の非主流派とはいえ石破氏はメディアに登場する回数も多く、人気もあったが、実際はかなり〝窓際〟にいた。立憲民主党関係者は「自民党内では非主流派が長いから、てっきり石破氏には居場所がないんだと思っていました。『ウチに来ませんか』って冗談半分で声かける議員もいたくらい。『ウチなら代表になれますよ』って」と明かした。

野党から合流を誘われてしまうほど自民党内で端っこにいた石破氏だが、今回の総裁選にかける意気込みはこれまでの比ではなかった。陣営関係者は「最後の挑戦ということで本気度が違った。これまでの総裁選だったら電話かけしてても『なんでこんなことしないといけないのか』と言っていたが、今回は一生懸命やっていた」と、気合が違ったという。

その象徴が犬猿の仲とされる麻生太郎副総裁と面会をしたことだ。「終盤に小泉進次郎氏に続いて石破氏が麻生氏に支援要請しに行きました。石破ファンからは『がっかりした』という声もありましたが、今回が最後だけにやれることは何でもやるという気迫がそうさせたのでしょう」(永田町関係者)

支えてくれたメンバーのために変化した石破氏が国民のためには一体何をしてくれるのか。

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