大相撲の浅香山親方（元大関魁皇）が３０日のソフトバンク―オリックス戦（みずほペイペイ）の試合前に行われた始球式に登場した。
浅香山親方は福岡県直方市の出身。今の体重を表しているという「背番号１６０」のユニホームを着てマウンドに立つと、投じた球はショートバウンドで甲斐のミットへ。投球が終わると一礼してマウンドを降りた。
球場の雰囲気に圧倒されたという浅香山親方は「緊張はしましたけど、それとは別に気持ち良さというか、なかなかああいう場で投げることができないですからね。すごくいい経験をさせてもらった」と晴れやかな表情だった。
野球は子供の頃に触れる機会もあり、始球式に向けてキャッチボールもしたという。本番の投球については「練習してても届かなかったり飛んでったりとかもあったんでね、それを考えたら今日は良かったのかなと思います」と自己評価した。
１１月１０日からは大相撲九州場所が開催される。日本相撲協会で九州場所担当部長を務める浅香山親方は「野球ファンの方たちにも九州場所のことを知っていただいて、１１月分の場所が始まった時には少し相撲のほうも見に来てもらえたら」と語った。